こんばんは〜ひなこです!
本日はこの間読んだ本について紹介いたします!!
西加奈子の「漁港の肉子ちゃん」です。
あらすじ⬇︎
男に騙された母・肉子ちゃんと一緒に流れ着いた北の街。
肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いてる。
太っていて不細工で明るい。
娘・きくりんはそんな母が少し恥ずかしい。
それでもみんな生きている。
漁港に生きる肉子ちゃん・きくりんと人々の息遣いを活き活きと描き、
そっと勇気をくれる。
大人っぽい子供と子供っぽい大人の親子で、
肉子ちゃんの底抜けの明るさとおおらかさに何度もニヤッとしました。
きくりんの心の中の書き方が好きで
「胸のあたりにできた、丸くて熱い玉のようなものが、私のお腹、足から、ひるがえって頭を、ぎゅうんと、通り抜けていく感じがした。」
この一文が大好きです。
子供だからこれが何かわからない。だからこそこんな表現を感じることができるんだなあいいなあと思いました。
西加奈子さんのかくゆったりとしていて心の中の気持ちの表し方が大好きです!
おすすめです!是非〜〜